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第5章 - セクション3

税金ってなに?確定申告ってどうするの?

中学生でもわかる税金の仕組みとAI申告サポート

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フリーランスになると確定申告が必要って聞いたんですけど、税金のことって全然わからなくて…正直、すごく不安です。

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その気持ち、よくわかるよ。税金や確定申告という言葉を聞くと、難しそうに感じるよね。でも実は、基本的な仕組みはシンプルなんだ。しかも今は、AIが入った会計ソフトのおかげで、以前よりずっと簡単になっている。

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本当ですか?税金って計算が大変そうなイメージがあるんですけど…

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確かに、昔は手計算で帳簿をつけて、電卓を叩いて税金を計算していたから大変だった。でも今は違う。レシートをスマホで撮影するだけで自動的に記録してくれるし、確定申告の書類もAIがサポートしてくれる。まずは、税金の基本的な仕組みから一緒に理解していこう。

税金ってそもそも何?なぜ払うの?

税金と聞くと「お金を取られる」というマイナスなイメージを持つかもしれません。しかし、税金は私たちの生活を支える大切な仕組みです。フリーランスとして働く前に、税金の本質的な役割を理解しておきましょう。

税金の役割と社会での使われ方

私たちが毎日使っている道路、学校、図書館、消防署、救急車。これらは全て税金で運営されています。税金は、個人では負担できない大きなサービスを、みんなで少しずつお金を出し合って実現する仕組みです。

税金が果たす3つの重要な役割
私たちの生活を支える基盤となる仕組み
公共サービスの提供
学校・病院・道路・警察・消防など、みんなが使うサービスを運営する財源になります。これらは利益を追求しないため、税金で支える必要があります。
社会の助け合い
失業や病気で困っている人への支援、年金や医療費の補助など、セーフティネットの役割を果たします。誰もが困ったときに支えられる社会を作ります。
格差の是正
所得に応じた税負担により、社会の格差を調整します。収入が多い人はより多く、少ない人は少なく負担することで、公平な社会を目指します。

フリーランスが知っておくべき税金の種類

会社員の場合、税金は給料から自動的に引かれますが、フリーランスは自分で税金を計算して納める必要があります。まずは、どんな税金を払う必要があるのかを把握しましょう。

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フリーランスって、会社員より税金の種類が多いんですか?

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種類自体は会社員もフリーランスも同じなんだ。ただ、会社員は会社が代わりに手続きをしてくれるから意識しないだけ。フリーランスは全部自分で管理する必要があるから、その分意識する必要があるんだよ。

フリーランスが払う税金の全体像

フリーランスエンジニアとして働く場合、主に以下の税金や保険料を自分で納める必要があります。それぞれの特徴と、大まかな金額の目安を理解しておきましょう。

※金額やルールは、年度や住んでいる自治体、収入や家族構成で変わります。ここでは「全体像をつかむための目安」として見てください。

フリーランスが払う主な税金・保険料
収入や状況によって金額は変動します
所得税
国に払う税金(納付先:税務署)
納付時期:確定申告時(翌年3月15日まで)
税率:5%〜45%(累進課税)
年収300万円の目安:約10万円〜20万円
住民税
地方自治体に払う税金(納付先:市区町村)
納付時期:6月・8月・10月・翌年1月(年4回)
税率:一律10%程度
年収300万円の目安:約15万円〜20万円
国民健康保険料
医療保険(納付先:市区町村)
納付時期:毎月または年10回払い
計算方法:前年の所得と世帯構成で決まる
年収300万円の目安:約30万円〜40万円
国民年金
老後の年金(納付先:日本年金機構)
納付時期:毎月
金額:定額(令和6年度:16,980円/月)
年間合計:約20万円
個人事業税・消費税
売上が大きくなったら課税される(初心者は対象外)
個人事業税:年間所得290万円超で課税(税率3%〜5%)
消費税:年間売上1,000万円超で課税
最初は気にしなくてOK
収入の約3割が税金・保険料の目安
  • 大まかな目安 フリーランスの場合、収入の25〜35%が税金・保険料として出ていくイメージです
  • 年収300万円の場合 約75万円〜105万円が税金・保険料になる計算です
  • 手元に残る金額 年収300万円なら、実質的に使えるお金は約200万円前後になります
  • 事前の準備が重要 税金用の口座を別に作り、収入の3割は最初から分けておくと安心です
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年収300万円でも、こんなに税金を払うんですね…知らなかったです。

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そうなんだ。だからこそ、最初からこの金額を見込んで、生活費と税金用のお金を分けて管理することが大切なんだよ。

確定申告って何をするの?

確定申告とは、1年間の収入と支出を税務署に報告し、納めるべき税金の額を確定させる手続きです。フリーランスにとって、年に1回必ずやらなければならない重要な作業です。

先にこの3つだけ覚える
  • 収入 仕事で入ってきたお金(売上)
  • 経費 仕事のために使ったお金
  • 所得 収入 - 経費(税金はこの「所得」を元に計算されます)

確定申告の3つの目的

確定申告は単なる「税金の計算」だけではありません。正しく申告することで、様々なメリットがあります。

  • 1年間の収支を報告する
    • 1月1日〜12月31日までの収入と経費を集計し、実際の利益(所得)を計算します。この所得に基づいて税金が決まります。
  • 払うべき税額を確定する
    • 計算した所得をもとに、所得税と住民税の金額が決まります。所得税は確定申告時に納付し、住民税は後日通知が来ます。
  • 払いすぎた税金が戻ってくることもある
    • 年の途中で源泉徴収された税金が多すぎた場合、確定申告することで還付金として戻ってきます。医療費控除なども申告できます。

確定申告の期間と提出方法

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確定申告っていつやるんですか?忙しい時期だったら大変そう…

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確定申告の期間は毎年決まっていて、2月16日から3月15日までの約1ヶ月間なんだ。この期間中に、前年1年分の収支を申告する必要がある。

※期限や受付期間は年によって前後することがあります。毎年、国税庁の案内で最終確認しておくと安心です。

確定申告は、以下の3つの方法で提出できます。近年は、e-Taxを使ったオンライン申告が主流になっています。

  • e-Tax(イータックス)- オンライン申告
    • 自宅からインターネットで申告できる最も便利な方法です。マイナンバーカードがあれば24時間提出可能で、還付金も早く振り込まれます。
  • 郵送
    • 必要書類を税務署に郵送する方法です。控えが必要な場合は、返信用封筒を同封します。消印の日付が提出日になります。
  • 税務署の窓口
    • 直接税務署に持参して提出します。期間中は混雑するため、e-Taxの利用が推奨されています。

確定申告の基本的な流れ

確定申告は複雑に見えますが、実際の手順は4つのステップに分けられます。AIを活用した会計ソフトを使えば、これらのステップを大幅に効率化できます。

確定申告の4つのステップ
AIツールを使えば初心者でもスムーズに完了できます
STEP
01
1年分の書類を集める
領収書、請求書、銀行の取引履歴などを準備します。
  • 収入に関する書類:請求書、支払通知書、入金明細
  • 経費に関する書類:レシート、領収書、クレジットカード明細
  • その他:国民健康保険・年金の支払証明書、控除証明書
STEP
02
収入と経費を入力
会計ソフトに取引を記録し、収支を集計します。
  • 収入の記録:いつ、誰から、いくら受け取ったか
  • 経費の記録:何に、いくら使ったか(勘定科目ごとに分類)
  • AIの自動仕訳:レシート撮影で自動的に記帳してくれる
STEP
03
申告書類を作成
会計ソフトが自動計算した内容をもとに申告書を作ります。
  • 所得の計算:収入 - 経費 = 所得
  • 控除の適用:基礎控除、社会保険料控除など
  • 税額の計算:ソフトが自動で計算してくれる
STEP
04
提出して納税
e-Taxで送信、または税務署に提出します。
  • e-Taxで電子申告:会計ソフトから直接送信可能
  • 税金の納付:銀行振込、クレジットカード、コンビニ払いなど
  • 控えの保管:提出した書類の控えは7年間保管が必要
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ステップに分けて見ると、意外とシンプルなんですね。でも、計算が合っているか不安になりそう…

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その不安はもっともだね。でも今は、会計ソフトが計算を自動でやってくれるし、おかしなところがあれば警告も出してくれる。最初は慣れないかもしれないけど、1回やればコツがつかめるよ。

青色申告と白色申告、どっちを選ぶ?

確定申告には「青色申告」と「白色申告」の2種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、自分の状況に合わせて選ぶことが重要です。

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青色申告と白色申告って、色が違うだけですか?

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名前の由来は昔の申告書の色からきているんだけど、実際は手間と節税効果の違いなんだ。簡単に言うと、青色申告は少し手間がかかるけど税金が安くなる、白色申告は簡単だけど税金は普通、という感じだね。

青色申告 vs 白色申告
初年度は白色、慣れたら青色への切り替えがおすすめ
白色申告
シンプル・初心者向け
帳簿が簡単
簡易的な記帳でOK
事前申請不要
すぐに始められる
初心者でも安心
記帳のハードルが低い
節税効果は限定的
特別な控除はない
青色申告
節税効果大・少し手間
65万円の特別控除
所得から65万円差し引ける
赤字の繰越ができる
最大3年間繰越可能
家族への給与を経費に
青色事業専従者給与
複式簿記が必要
事前に承認申請が必要
おすすめの選び方
初年度は白色申告で確定申告の流れに慣れ、2年目以降は青色申告に切り替えるのがおすすめです。青色申告の65万円控除は、年収300万円の人で約10万円の節税効果があります。会計ソフトを使えば、青色申告でも簡単に帳簿をつけられます。

青色申告の承認申請はいつまで?

青色申告をしたい場合は、事前に税務署へ「青色申告承認申請書」を提出する必要があります。

  • 新規開業の場合 開業から2ヶ月以内に申請が必要
  • 既に白色申告している場合 青色申告したい年の3月15日までに申請が必要
  • 申請し忘れた場合 その年は白色申告になり、青色申告は翌年からになる
青色申告の節税効果の計算例

年収400万円、経費100万円のフリーランスの場合:

白色申告の場合

  • 所得:400万円 - 100万円 = 300万円
  • 所得税:約20万円

青色申告(65万円控除)の場合

  • 所得:400万円 - 100万円 - 65万円 = 235万円
  • 所得税:約14万円

→ 約6万円の節税(住民税も含めると約10万円程度の節税効果)

AIツールで確定申告を簡単にしよう

ここまで税金と確定申告の基本を学んできましたが、実際の作業は会計ソフトを使うことで大幅に効率化できます。特に最近のクラウド会計ソフトは、AIが入っているので初心者でも使いやすくなっています。

主要なクラウド会計ソフト

現在、フリーランスに人気の会計ソフトは主に3つあります。どれもスマートフォンアプリに対応しており、レシート撮影や銀行口座の自動連携ができます。

  • freee(フリー)- 初心者に最もおすすめ
    • 質問に答えるだけで確定申告書が作成できる設計です。「○○を買いました」のような自然な言葉で入力でき、簿記の知識ゼロでもOK。月額1,628円〜、無料期間30日間。レシート撮影の精度が特に高いです。
  • マネーフォワード クラウド確定申告 - 自動化重視派に
    • 銀行・クレジットカードとの連携が強力で、取引の8割以上を自動化できます。家計簿アプリのマネーフォワードMEとも連携可能。月額1,408円〜、無料期間1ヶ月。取引数が多い人向けです。
  • 弥生会計 オンライン - サポート重視派に
    • 電話・メール・チャットサポートが手厚く、確定申告の時期は専門スタッフに相談できます。シェアNo.1の実績。月額9,680円〜(初年度無料)。安心感を求める人におすすめです。

AI会計ソフトの便利な機能

  • レシート・領収書の自動読み取り
    • スマホで撮影するだけで、金額や日付、店名を自動で読み取って記帳してくれます。
  • 銀行口座・クレジットカードの自動連携
    • 取引を自動で取り込み、AIが勘定科目を提案してくれます。
  • 自動仕訳の学習機能
    • 同じような取引は、過去の仕訳パターンを学習して自動で分類してくれます。
  • 確定申告書の自動作成
    • 入力したデータから、確定申告書を自動で作成してくれます。
  • エラーチェック機能
    • 入力漏れや計算ミスがあると警告してくれるので、間違いを防げます。
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レシートを撮影するだけで記録できるなんて、すごく便利ですね!

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そうなんだ。昔は全部手書きで帳簿をつけていたから、今は本当に楽になったよ。ただ、AIが提案した勘定科目が正しいかは、自分で確認する必要があるから、完全に任せきりにはできないけどね。

会計ソフトを使った実際の作業イメージ

ある日の経費記録の流れ

  1. カフェで打ち合わせ - 会計後、レシートをスマホで撮影
  2. AIが自動読み取り - 金額、日付、店名を認識
  3. 勘定科目を提案 - 「会議費」と自動で分類
  4. 内容を確認して保存 - 「クライアントとの打ち合わせ」とメモ追加
  5. 完了 - わずか30秒で記帳完了!

このように、会計ソフトを使えば、経費の記録は1件あたり30秒〜1分程度で終わります。月末にまとめてやるのではなく、その場で記録する習慣をつけると楽です。

無料プランでも十分使える

多くのクラウド会計ソフトには無料プランや無料期間があります。特に始めたばかりで取引量が少ない場合は、無料プランでも十分対応できます。

会計ソフトの選び方のポイント
  • まずは無料プランで試す 各社とも無料プランや無料期間があるので、実際に使ってみて自分に合うか確認しましょう
  • スマホアプリの使いやすさ レシート撮影をよく使うなら、スマホアプリの使い勝手を重視しましょう
  • サポート体制 確定申告が初めてなら、サポートが充実しているソフトを選ぶと安心です
  • 銀行連携の対応状況 自分が使っている銀行やクレジットカードに対応しているか確認しましょう

税務署や税理士に相談することも大切

AIや会計ソフトは便利ですが、判断に迷ったときは専門家に相談することも重要です。

  • 税務署の無料相談 確定申告の時期は、税務署で無料の相談会が開催されています。基本的な質問なら気軽に相談できます
  • 税理士の活用 収入が増えてきたり、複雑な取引がある場合は、税理士に依頼するのも選択肢です。費用は年間5万円〜15万円程度が相場です
  • 国税庁のチャットボット 国税庁のWebサイトには、AIチャットボットがあり、よくある質問に自動で答えてくれます
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困ったときは相談できる場所があるんですね。それなら少し安心しました。

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そうだね。最初は誰でも不安だから、わからないことは恥ずかしがらずに聞くことが大切だよ。税務署の人も、正しく申告してもらうために親切に教えてくれるから安心していいよ。

まとめ

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税金って最初は難しそうだと思ったけど、仕組みを理解すれば意外とシンプルなんですね。

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会計ソフトを使えば、初心者でもちゃんと確定申告できそうな気がしてきました!

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その通り。税金の仕組み自体は昔から変わっていないけど、AIやソフトの進化で、作業の負担は大幅に減っているんだ。最初の1回は戸惑うかもしれないけど、2回目以降はスムーズにできるようになるよ。大切なのは、日頃からレシートや領収書をしっかり保管して、こまめに記帳する習慣をつけることだね。

税金と確定申告のポイント
  • 税金は社会を支える仕組み 道路や学校など、みんなで使うサービスの財源になっています
  • 収入の約3割が税金・保険料 フリーランスは自分で納める必要があるため、事前に分けて管理しましょう
  • 確定申告は年1回 2月16日〜3月15日に、前年の収支を報告します
  • 青色申告で節税 最大65万円の特別控除が受けられるので、慣れたら青色申告に切り替えましょう
  • AIツールを活用 クラウド会計ソフトを使えば、レシート撮影だけで自動記帳できます
  • 困ったら相談 税務署の無料相談や税理士を活用して、正しく申告しましょう

次回は、経費について詳しく学びます。何が経費になるのか、どこまで使っていいのか、具体的な判断基準を理解しましょう。

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