ハイパーリンクとは何か
インターネット上には何十億ものWEBページが存在していますが、それらがバラバラに存在しているだけでは、欲しい情報を見つけることは困難です。
ハイパーリンクは、異なるWEBページ同士を結びつける「橋」のような役割を果たします。
ハイパーリンクにより、たとえば、AさんのブログからBさんのレシピサイト、さらにCさんの写真ギャラリーへと、まるでWEBの世界を旅するようにページを渡り歩くことができます。 この図のように、異なるページ同士を結ぶ線がハイパーリンクの機能です。
- 相互接続 ページ間を自由に移動できる仕組み
- 情報の関連付け 関連する情報同士を繋げる
- ナビゲーション ユーザーが迷わずに目的の情報にたどり着ける
- WEBの基盤 ハイパーリンクがあるからこそ「WEB」と呼ばれる
WEBにおける画像の役割
テキストだけのWEBページも情報を伝えることはできますが、画像があることで、コミュニケーションの幅が大きく広がります。
読み手によってイメージが異なりやすく、複雑な内容は理解しづらくなることもあります。
感情を表現
分かりやすく整理
WEBページでは、画像が情報を分かりやすく伝える、雰囲気や感情を表現する、データを視覚的に示すなど、さまざまな役割を持っています。テキストだけでは伝えきれない内容も、画像を使うことで直感的に理解できるようになります。
- 視覚的理解 複雑な概念を図解で分かりやすく説明
- 感情の伝達 写真やイラストで感情や雰囲気を表現
- 情報の補完 テキストでは伝えきれない詳細を視覚的に提供
- ブランディング ロゴやデザインでサイトの個性を表現
- ユーザビリティ アイコンやボタンで操作を直感的に
誰もが使いやすいWEBを作るために
リンクと画像を使う際に、技術的な実装だけでなく、すべての人が使いやすく、良い体験を提供できるWEBサイトを作ることが重要です。
アクセシビリティの基本
WEBサイトを作るときに忘れてはいけないのが、すべての人が使いやすいサイトを作ることです。これをアクセシビリティと言います。
配慮すべき障害・特性 | アクセシビリティ対応例 |
---|---|
視覚障害 | 画像に代替テキストを提供 |
聴覚障害 | 音声情報をテキストで補完 |
運動障害 | キーボードだけでも操作できる設計 |
認知的配慮 | 分かりやすいリンクテキストと構造 |
ユーザー体験の向上
リンクと画像を効果的に使うことで、ユーザー体験(UX:User Experience)を大幅に向上させることができます。
ユーザー体験の要素 | 説明 |
---|---|
直感的なナビゲーション | 分かりやすいリンクで迷わない |
視覚的な魅力 | 適切な画像で興味を引く |
情報の発見 | 関連リンクで新しい情報に出会う |
読みやすさ | 画像とテキストのバランスで読みやすく |
これから学ぶこと
この第2章では、リンクと画像の技術的な実装方法から、効果的な活用方法まで、段階的に学んでいきます。
- リンクの基本 aタグを使ったリンクの作成方法
- 画像の表示 imgタグを使った画像の挿入と設定
- パスとURL ファイルの場所を正しく指定する方法
- 様々なリンク メール、電話、ダウンロードなどの特殊なリンク
- 技術的スキル HTMLのリンクと画像要素の実装
- 設計スキル ユーザビリティを考慮したナビゲーション設計
- 配慮スキル アクセシビリティを意識したマークアップ
- 表現スキル 視覚的に魅力的なコンテンツ作成
この章では、たくさんの新しい概念が出てきますが、心配しないでください。一つ一つ丁寧に解説し、実際に手を動かしながら学んでいきます。もし分からないことがあれば、いつでも前のセクションに戻って復習してくださいね。